道筋

こんにちは。甘です。(いつからか名前を「杏」と間違えて書いていました笑)

 

すっかり秋になり、肌寒く感じる今日この頃です。

 

さて近況報告ですが、10月1日入社のフラワーコーディネーターのバイトを7日間勤務しました。

働く人の雰囲気は良いのですが、思っていたよりも、資材の運搬業務が多く体力作業。そして立ち仕事で、私は背が高いこともあり腰がやられています。2連休ですが、なかなか腰の痛みや疲れがとれず、この記事も寝ながら書いています。

花には触れられて楽しいです。ですが、体力との勝負です。水が入ったいくつものゲストテーブル用のガラス瓶や、花が入ったバケツの運搬があります。まず自社の3階から2階に狭い階段を通って運び、洗って拭いて水を入れ、車に積み込み、結婚式場で下ろし、そこから狭い搬入通路を通って2階もしくは1階の式場に運ぶのです。すべて人力で台車などは使いません。まるで引っ越しのお仕事のようです。

結婚式当日はセッティングの傍ら工房にスタンバイし、当日新郎から新婦へのサプライズ花束が依頼されれば、その場で花束を作って持っていかないとなりません。式の進行に合わせ会場へ出て行って花束をつつむ仕事もあります。その一方で葬儀の連絡が入ればそれ用の花も用意し、こちらもお包みする時間にあわせて外で待機する必要があります。土日は複数の式場をお花を積んでいったりきたりと、昼休憩も時間がないくらいとても不規則です。

 

大切な節目となる日に花を贈れるということはやりがいを感じます。結婚式であれば(私は未婚なので、とてもうらやましく、本音は自分の現状をみじめに感じ辛いということもあるのですが)その人たちの幸せを願い、葬儀であれば故人にお疲れ様の気持ちを込めて花を贈りたいと思います。

 

しかし続けていくのには懸念事項がいくつもあります。まず体がキツイこと。足腰、重い荷物を運んだり水仕事や花のエキスでボロボロになりそうな手。そして低賃金な上にその先の待遇が期待できそうなものでないこと。そして、まだ始まったばかりですが、ブライダルや葬儀の仕事ではなく、空間装飾の仕事をしたいと思っていること。

ブライダルや葬儀の仕事も意義は感じますが、運搬仕事が多くキツイ上にそこまで興味を持っている訳でもないため、続けていくモチベーションがあるかと言われると正直迷うところです。

地元では空間装飾をしている花屋はありません。数年後やるかもしれないという花屋がありましたが、通勤が難しく落ちてしまいました。

空間装飾の仕事がどのくらい体力が必要かはわかりませんが、やりたいことができるのであれば頑張りたいと思います。もし体力的に無理でも、花に関する技術をつけ、やりきった感があれば満足できると思うのです。

 

東京には求人がありました。しかし業界歴3年以上という制限があるので、どこかで経験を積まないとなりません。本当にやりたいのであれば時間は無駄にはできないなと思います。それを今の花屋で積むのか、そこまで自分の身体やモチベーションがもつのか。

無駄な経験はないとは思いますが、やりたいことをやらずに遠回りしているような感覚になります。

上京して空間装飾をしている花屋に勤めて経験を積み、転職する。数は少ないし、その花屋の職場環境が良いかはわかりませんが、そういうプランを考えます。しかしここに制約があります。

それは親が上京の一人暮らしを反対していること。親は東京の環境が合わなくて病気になったのだ、引き揚げてきたのだからまた行く必要はないと思っているようです。再発を不安に思う気持ちは私にもあるし、心配はかけたくないなと思うので、迷うところです。

偏見だと思うのですが、親はグループホームの入居は否定しているので、それも困ったものです。

 

病気になって安定がなくなって、やっと思い切って踏み出せた花の道、始まったばかりですが興味はずっと持てそうな気がするので進んでみたいという気持ちもあります。

しかしどう進んでいいのかわかりません。お給料や安定面、やりたいことを実現すること、体力の問題、生活環境や病気の問題・・・

どこに落ち着く選択肢があるのか。

頭を少し整理しなくてはなりません。

まだまだ葛藤は続きます。

とりあえず近況のご報告でした。

 

読んでいただきありがとうございます。